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もうひとつの京都 第4回目 京都・醒ヶ井 『亀屋良長』

季節と人々の息遣いを表現し続ける和菓子


掲載日 2006.5.1

多種多様な和菓子の世界
和菓子の世界での季節は春夏秋冬にお正月が加わります。
そこに、節句、慶弔時、茶事、お寺のものと、いろいろな行事に対応していかなければなりません。こと茶事やお寺のものは、流派・宗派により異なるものもあるため、とても繊細です。
京都という場所柄でいえば、6月の水無月、7月の祇園祭、8月の大文字等にまつわるお菓子もあります。
そのほかに京都を訪れる観光の人たちにも数量・質とともにニーズに応えることにも力を入れてきたそうです。
見た目の美しさ、おいしさの両方を兼ね備えることを忘れずに続けている。

昔から同じ産地の素材を
水は、洛中三名水のひとつである醒ヶ井水を使用。黒糖、米粉、きな粉、くず、栗、小豆などは産地を特定。こだわりというより、昔から同じ産地のものを使い続けている。やはり繊細な和菓子だけに、産地が変わるだけで味や質感が異なってしまうそうです。

お客様の反応がとても大切

季節物の和菓子は、長く売り続けても早く出しすぎてもダメ。
お客さまからも敏感な反応が返ってくるそうです。「もう少し小ぶりで食べやすい大きさに・・・」など、お客さまからの意見も取り入れて、新しい和菓子を作りだしています。

5月、季節の和菓子としては柏餅・ちまき・鮎調布・水羊羹をはじめとして、透明感のある涼やかな初夏のイメージが出始めます。

ぜひ、お店に訪れて、どんな和菓子が食べたいのか。分からないこと。知りたいことがあれば、どんどん質問して、自分の好みのものを見つけてください。作法や堅苦しいことは気にせずに自由に楽しんで味わって欲しい。とご主人からのアドバイスです。




      京都・醒ヶ井 亀屋吉長
           
    京都市下京区四条堀川東入ル(醒ヶ井角)
    TEL.075-221-2005 FAX. 075-223-1125                

吉村 良之氏 紹介

大学卒業後、東京の和菓子屋に住み込みで3年間修行、そのときの販売営業の際、和菓子を売ることの面白さを知り、「京都に帰ってやらねば!」と思い今日に至る。お客さまとの会話の中からいろんなことを学び、和菓子作りに生かすことを大切にしている。
好きな季節は秋。
実りの季節であり、花も景色も美しいところから。春もいいが、スキっとしたところが秋の方が好きだそうです。
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