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もうひとつの京都 第23回目 『 辻和金網 』


大事につくる「心」が
大事に使う「心」を育む

千年の都が培った技術と
磨かれた美意識は

新たな 「ものづくり」 の魅力を
伝えようとしている

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掲載日 2007.12.1
「Priceless」−お金では買えない・値踏みのできない・貴重なもの。
心に響く好きな言葉だったのですが(全く思わない人も、勿論たくさんいらっしゃると思います)、
いつの間にか、コマ−シャルで放送され、ブランド用語になりつつある気配。
「これも時代の流れ」かと思っていた矢先の取材となりました。

イメージ2場所は中京区堺町通二条上ル、京都御所にほど近い閑静な住宅街の中に「辻和金網」はあります。
創業は昭和2年、現在の御主人が二代目の辻善夫さんです。
このお店では、暮らしの道具として「茶こし」
水まわりの道具として「水切かご」
焼きの道具として「焼網」等と、
京の金網細工をつくられております。
しかし、この金網にも古くは時代との戦いがありました。
例えば、京都名物の湯豆腐をいただく時の金網の湯豆腐杓子(しゃくし)。
プラスチック製品の登場や、機械化という時代の波に直面し、100円ショップで売られるほどの価格競争もありました。
このため金網職人の方々は次々に店を閉められていったのです。
では、何故このお店が残ってらっしゃるのか?
その秘密を見つけたいと思いました。
そして、その答えは先ほどの言葉「Priceless」でした。
「金網の目を編む感覚が自然と手の内に入っている職人の仕事というのそういうもんです」の言葉通り、 作られるものからは、言葉では全て語れない「やすらぎ感」がありました。

創作する作品には、どうしても作者の性格が滲むもの、そして、この 「やすらぎ感」は値踏みが出来ないものなのです。

二つ目が、オーダーメイドの仕事の中にありました。金網細工は京都の伝統工芸の一つです。その技術を生かしたオーダーメイドがここでは可能です。
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しかも、その作品を作られる時、対話をしながら創作するそうです。
使う方が使い易く、使った時のおもてなしの 「 心 」 が伝わりやすいようアイディアをこらし、
オーダーメイドを作られるそうです。手づくりの 「 心 」 がここにはありました。

大事につくる 「 心 」 が
大事に使う 「 心 」 を育む。
だから ものづくり魅力 を伝えたい。
との思いが感じられました。
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イメージ6三つ目が体験工房です。その作ることのよろこびを実際に身体で感じることをしてほしい。
これは、ここならではのことであり、決して宣伝のためではないのです。

全てが 「 Priceless 」

何を見ていても新たなものづくりの魅力が感じられるお店でした。

そう、考えてみれば(いえ、当然なのですが)
百万遍の 「手づくり市」 もPricelessの最たるものなのではないでしょうか。
自分の磨いた技術で、心をこめ、二つとない物を作り出す。そんな人たちが集まっている市なのですから。

    [辻和金網]
   〒604-0811
    京都市中京区堺町夷川下る亀屋町175
     9:00 〜 18:00 /定休日 日・祝日
    http://www.tujiwa-kanaami.com/
    TEL : 075-231-7368
    FAX : 075-231-7344
    
 
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