おじゃまします!手づくり市出展者さま Vol.91「のむら工房 」

今回のおじゃましますは、色とりどりの履きやすい布草履と、キュートな動物作品やリースを木ノ実や蔓を使って作られる「のむら工房」さんのお宅へ。

Q. 最初に始められたのは、布草履ですか?それともリースや小物ですか?

みえ子さん「リースです。いつも利用していたクリーニング屋さんが手作り品を置いて販売してもいいとの提案を受けて、やってみようと思い作り始めたのがきっかけです。それまでは、留袖にミシン刺繍をする仕事をしていました。下絵をもとに絵を描くように、ミシンで刺繍をする仕事です。その仕事を結婚する前からやっていました。ちょうどミシン刺繍の仕事も減ってきた時期でした。」

Q. ご主人もその頃から一緒に?

みえ子さん「主人は、定年後から本格的に一緒に始めています。以前は、会社の出社前に商品の搬入などの手伝いをしてもらっていました。」

Q. 布草履はどなたから教わったのですか?

みえ子さん「母からです。草履は最初、母が作っていたものを販売していました。その頃は、い草草履、藁草履、布草履を作っていました。」

勝三さん「布草履は、フローリングの生活が始まり、い草や藁だとどうしても床に切れたりしたものが落ちるので、お客さんからの要望もあり母が独自に作り始めたものです。」

Q. 野村さんの布草履の特長はどんなところですか?

みえ子さん「とにかく硬く丈夫に作っています。母は90歳位まで草履を作っていました。母の作っていた草履はとても硬く作ってありしっかり編めてありました。母の作っていた草履と同じようにと力を入れて作っているのですが、お客さんから時々、母の作っていた方がしっかりしていた。と言われることもありますので、まだまだ締め方が足りないのかな。と思っています。」

勝三さん「使用している布は新しく購入したもので、使い古しとかのものではないです。そして、綿の布を使用しています。綿の布は購入後、全てアイロンをかけてから作り始めています。長く丈夫に使っていただけるように。」

Q. 布草履は子供用もありますか?

みえ子さん「お子さん用の草履を作って欲しいと言われることもありますが、鼻緒の部分を作るのに少し手間がかかるので大変ですが、また作ってみようと思います。(笑)」

Q.布草履の良さを教えてください。

みえ子さん「親指と人差し指の間を刺激すると脳の働きに役立つそうです。草履は鼻緒の部分がその役目をしてくれるようです。それと、一説には外反母趾になりにくいそうです。歩くときに小指に力が入るのがいいそうです。」

Q. 手づくり市に出展されるようになったきっかけを教えてください。

みえ子さん「クリーニング屋さんでリースを販売している頃に、15日に開催されている百万遍さんのことを知り、出展するようになりました。」

Q. 手づくり市での楽しい話や、思い出に残るような
話があれば教えてください。

みえ子さん「最初に出展していた頃は、自由に出展できて楽しかったです。今ほど多くの参加者がいなかったので、好きな場所に数点を持って行って、売れたら帰るというように自由でしたね。とても懐かしく今でも覚えています。(笑) 楽しいのは、お客さんとの会話ですね。作品を褒めてくださったり、可愛いねや面白いと言われることが嬉しくて、気持ちも若返ります。」

Q. 春になると、ふきのとうなどやコシアブラの山菜が並びますが、それは何方から?

勝三さん「蕗の薹は実家や親戚の庭にいっぱいなります。高知の方なんですが、高知の人はあまり食べないようで、好きなだけ取っていっていいと言われます。コシアブラは、特別な場所で秘密です。コシアブラは全部取ってしまうと、次の年に採取できなくなってしまうので、気を使いながら採取しています。」

ありそうで、意外と少ない木ノ実の小物やリース、県外からのファンも多いそうです。ご主人の几帳面で丁寧な作業と奥様のセンスの良さがとても良いバランスとなって素敵な作品に仕上がっているのだと思われました。

掲載日2019.10.13

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