おじゃまします!手づくり市出展者さま Vol.99「和楽」

京都三十三間堂の西側真向かいの京町家で「和楽」を営んでいる斉藤祥和さんにお話をしていただきました。

Q. 斎藤さんが竹細工の職人さんになろうとした
きっかけは何でしたか?

「父が陶芸家でしたので、ものづくりはずっと見てきました。知らぬうちに影響は受けていたと思います。陶芸は多くの方がいらっしゃるので、竹細工に進みました。ここ京都は竹を取り扱う茶道具の店などが多く残っているので、今でも竹が手に入れやすいという利点もあります。」

Q. そこにいきつくまでに他の仕事をしておられましたか?

「大学を卒業後8年IT系の会社でサラリーマンとして働き、その後専門学校の空間デザインの先生、フランス人学校の教師を経て、ここ町家でモノを作ることを体験していただき出来上がったものを持って帰ってもらうことで和雑貨に興味を持っていただくキッカケができたらと思って続けています。」

Q. 手づくり市では竹細工のアクセサリーとか骨董品をアクセサリーにリメイクさせた物を
見せていただいているのですが、アクセサリーを手掛けるようになったのは?

「竹細工はかんざし、耳かきから始めたのですが、かんざしなどはターゲットが女性でも髪の長い人に限定されてしまうので、間口を広げるためにアクセサリーも始めました。」

Q. 和風のアクセサリーが、折り鶴であったり、風車、面白いのは花札であったり
どこからこんなアイデアがでてきたのですか?

「若いスタッフからの意見も取り入れて作っています。和紙は友禅和紙を使うなど和のものにこだわっています。お客様の全体の5割は修学旅行生、2割は海外旅行客が締めるので漢字が書いてあると日本のものとして人気があります。骨董品も取り扱っているので、花札、麻雀牌などもアクセサリーにできるのです。」

Q. 三十三間堂の近くのお店では色々な体験ができるそうですが?

「3月からお休みしていますが。。。この辺りでは一番体験の種類が多いのが自慢です。「京かんざし」「和紙ピアス・イヤリング」「糸巻き京あんどん」「型枠友禅」「金彩友禅」「お香」「耳かき」「お箸」などなど。複数人でいらしても、1人ずつ別の体験も受付できます。自分のお好きなもので体験できるのも魅力だと考えています。そしてここの体験から興味を持ってもらえたら本格的な伝統工芸の先生を紹介するなど橋渡しができたらいいと考えています。それもここ京都ならできることですね。」

※取材時、体験はお休みでしたが、現在はいくつかの制限を設けて再開していらっしゃいます。

Q. 市に出展させている時はインパクトのある和風の出で立ちで印象的なのですが、お客さまからは
どんな反応がありますか?またどうしてその格好にしようとおもいましたか?

「いいでしょ(笑)。手づくり市は色んな方と繋がることができるのが醍醐味ですね。生地は自分で見つけ、市で知り合った方に自分の型紙を渡して作ってもらいました。京都でものづくりしていると、分からないことを教えてもらえる人が近くにいる。習い事も家元さんが多くいらっしゃるので、すぐに教えていただけるか分からないですが多くの先生に出会うことができるので、自分に合った先生に出会えるチャンスも多いのもいいですね。」

Q. これからの目標とか、夢を聞かせてください。

「元気のない日本伝統工芸に若い人や海外の人など色んな人が入ってきて、引き継いでいってほしい。日本人と海外の人の概念をうまく取り入れて、新しい切り口を増やすことで残していけたらいいとも思っています。今だとインターネットから広げることもこれからの課題だし、若い人たちができる方法で発信していけば、生きていく方法はあると思っているので、続けていきたいです。町おこしなどのプロジェクトにも参加しているので、地域の活性化にも力を入れていきたいと思っています。」

手づくり市では骨董品をそのまま販売出来ないのですがリメイクした物は作品として販売可能です。和楽さんの作品を見せていただくと、コレがこんな風に!?と思うものがあって見ていて面白いと感じています。

掲載日2020.6.13

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