おじゃまします!手づくり市出展者さま Vol.114「Yoshida」

多くの方の支えとアドバイスで長い年月の改良を経て多くの幸せを各国へ運ぶ 幸せの青い蝶へと辿り着いた吉田さんにお話していただきました。

Q. 幸せの青い蝶(ふわふわちょうちょ)ができるまでの誕生物語は
商品を買いますと付いてくるのですが、
少しお話しを聞かせていただけますか?

「元々小学校の教師でした。8年間ほど山間部の学校に赴任していた時、先生1人、生徒ただ1人のクラスの担任になりました。教科書の勉強が早く進んでしまって、時間が余るようになってきた時に『ものづくりハンドブック』(仮説社)に掲載されているものを作るようにしました。ある時、単2電池を使ってゴロゴロと動くへびのおもちゃを作って居ました。作っているうちに用意した単2電池がなくなり、これが最後と伝えたら、「もっと作りたい。単2電池がないんだったら、単3電池にすればいいのに」というアドバイス。思いもよらなかったアドバイスにハッとしまし

た。せっかくのアドバイスです。やってみることにしました。結果は失敗でした。電池の重さが足りず,へびが浮き上がってしまいました。彼女は失敗だと残念そうでしたが、幸運にも私には,そのへびの動きが蝶々に見えたので、思わず「ちょうちょが作れるかもしれないよ!」と叫んでしまいました。それがふわふわちょうちょの誕生の瞬間です。」

Q. 20年以上の改良とたくさんの応援を得られたのはなぜですか?

「仮説実験授業研究会という授業を研究する研究会に入っていたので、その研究会の人たちから色々なアイデアをもらいました。そのアイデアのおかげで,改良に改良を重ねてきました。当時使用していた材料(鉛)が子どもたちには危険と指摘されて一時期止まってしまったこともありましたが、ある方から今現在使っている金属製の重いボルトを紹介していただき、今の完成形へとなりました。」

Q. もう一つの作品、松ぼっくりで作るアクセサリーにも物語はありますか?

「最初は、同僚の先生が道端に落ちていた全体の3分の2が破損した松ぼっくりを目にしてその中に雛菊の形の花びらが隠されていることを発見し、了解を得て、ブローチの作成に取り掛かり始めました。硬くて作業しにくいので苦労していたのですが、保護者の方に,植木バサミのとてもいいものを紹介してもらいました。ある暑い日に,たまたま見つけた緑色の松ぼっくりを,捨てるのもかわいそうだということで,車のボンネットに置いていたら綺麗な形に開いたんです。その松ぼっくりの美しさには驚きました。乾燥させればいいんだということで電子レンジを使うこと

を思いついたのですが、何回やっても焦げてしまってうまくいきませんでした。あきらめかえていたら,ある方から「必要に迫られて、電子レンジに沢山の松ぼっくりを入れてみたら、綺麗に開いた」という報告をいただきました。沢山入れるということが必要だったのです。大きな発見でした。このように,色んな方のアドバイスと幸運にも恵まれて今の形にまで発展してきています。」

Q. 蝶々はどんな方々が買われますか、また作品を動かして見せられた時の皆さんの反応はどうですか?

「教員を退職してからこの百万遍手づくりや梅小路公園の手づくり市に参加させていただいて3年が経ちます。仮説実験授業研究会の方々からのアドバイスもありますが、手づくり市で出会ったお客様からも色んなアドバイスをいただいて、今に至っています。お陰様で幸せの青いちょうちょは好評で,現在世界46ヶ国の国の方々に購入していただいています。ちょうちょを動かしていると、やはりお子さんの方が反応がいいですね。あるワークショップでは、「私の子どもにはハサミで切るのが難しいんではないか」と懸念されているお母さんが、いざ作業を始めると子どもさんが真剣にかつ上手にハサミできっている姿を見て、思った以上にうまくハサミを使うことができるんだと嬉しそうにしておられるの見たりすると嬉しくなります。
キットから作成されると張っている糸が絡んだりした際に,修理の仕方が分かりやすいとは思うのですが、基本、糸をピンと張っている状態にしていただけると絡みにくいです。もし、修理が必要であれば、手づくり市会場などに持ってきていただければ,いつでも修理させていただきます。」

Q. ご家族の反応は?

「お互い好きなことをやって協力も反対もしないけど、尊重してくれています。最近はアドバイスをしてくれたりもしますね。」

Q. 作品に、夢を感じられたりするのですが、作品を通して、伝えたい想いがあったら教えて下さい。

「“松ぼっくりアクセサリー”は、自然の生み出した美なので、自然の豊かさを感じ取ってもらえたらと思っています。ある時に「生まれ故郷の南米では、青いディディウスモルフェ蝶は、“幸せを運ぶ蝶”と呼ばれているよ」と教えていただきました。実際自分自身作っていて,癒されて幸せを感じています。実際ふわふわさせいていただくと、なんとも言えない柔らかい感触が癒されるので、そのことで少しでも幸せな気持ちになっていただければと思います。ある時,1つ購入していただいたお客さまが、「友達にも幸せをあげたいからもう一つ買っていこう。」と思って買いに来てくださったことは、とても嬉しい思い出です。この幸せの青い蝶が,世界中に少しでも多くの幸せを運んでくれたらいいなと思っています。」

20年、とても長い時間をかけて完成品に近づいたという“松ぼっくりアクセサリー”と“ふわふわちょうちょ・幸せの青い蝶”購入していただければ、誕生秘話がもっと詳しく知ることができます。

Youtubeで作り方の説明動画も公開されていますので、「ふわふわちょうちょ」か「幸せの青い蝶」で検索してみてください。

掲載日2021.11.13

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