toco toko の大幸(おおさか)絵里子さんは、動物専門学校卒業後、動物病院で
動物看護士として4年間働きながら、院内でのしつけ教室を担当してきました。
「怒りながら躾けるのではなく、褒めて躾ける」
これを知ったとき、目から鱗が落ちた思いになり、新たな気持ちで始めたそうです。
愛犬もずくと病院でのセラピー活動への参加、非常勤講師を経験したりし、
もっと多くの犬や飼い主様と親密に関わりたいと思い、
ドッグトレーナーとして独立しました。
Q: 色々な資格をもって活動されている大幸さんですが、
私たちが手づくり市で知っているのは、首輪やリードを
売っている大幸さんなのですよね、
それを作り始めたきっかけは何だったのですか?
「それはですね、小型犬にはあるんですけど、大型犬の首輪や
リードにおしゃれな、かわいいものがなかったんです。
それで自分で作ったら、それ、どこで売っているのかと
聞かれたりしているとこに、手づくり市のことを知って、
お店ごっこにも興味があったのも(笑い)きっかけでした。」
Q: 確かにカラフルなものはなかったですね。
他に、作品の特長は?
「リードの途中に持ち手がついていて、犬を引き寄せる時にも
手に巻かずにすみます。これがリードの特長です。
首輪は犬の首を締め付けることがないんです。市販でも
同じものはありますが、こういったかわいいデザインの首輪
はありませんね。ドッグトレーナーとして、このような首輪を
推奨しながら、やっていこうと思っています。」
Q: 素材にこだわりはありますか?
「素材に特別こだわりはないですね(笑い)でも、
片面がナイロンで、片側は綿で手が痛くならないよう
には気をつけています。」
Q: ここに付いている管は?
「あっ、これはですね、Dカンで、
リードをはずした時とかに、何処にいったか、
わからないようなことがないように、身体に
たすき掛け出来るようになっています。」
Q: 手づくり市の存在を何で知り、出展することに
なったのですか?
「誰かに手づくり市を聞いたんですよ。それでその頃は
当日行っても出展できたんですよ。ですから気軽に
行きやすかったことはありましたね。」
Q: で、そのお店ごっこの感触はどうでしたか?
「それで、すごく楽しくて、
今まで続けてきたんですけど(笑い)でも今のシステム
だと、敷居が高すぎてこうは出来なかったと思います。
でも、私はそのころから出ていたので、今でもこうして
続けられています。」
Q: 手づくり市では、
リードを売り始めた最初の人ですよね?
「はい、誰もいなかったです。」
Q: 今は、色々な出展者さんも増えて、犬の洋服を作っている方もいますね。
大幸さんは、首輪・リードの他に、犬用の無添加のクッキーも販売されているとか。
材料は何ですか?
「材料は、小麦粉と卵とオリーブオイル、かぼちゃとか、ほうれん草とか、具材になるものです。
これも、作るきっかけになったのは自分の仕事で使い始めたら、分けて欲しいとの声があり、
『それなら販売しようか』と言うことになりました。」
Q: 卵も入るんですね、それなら人間が食べるとどんな味なのですかね?
「何かつけたくなる味… … クラッカーに近いと思います。」
Q: はぁ~、犬だから塩分は無し!
「はい、塩分もお砂糖も無しです。ただ、小麦粉や卵にアレルギーがある子(犬)は食べられません。」
Q: えっ、犬にもアレルギーがあるの?
「はい、アレルギーのあるワンちゃんは結構いるんですよね。」
Q: じゃ、アレルギーでない犬用なんですね。味は色々あるのですか?
「10種類あります。」
Q: 人間が食べても良い、お勧めはどの味なんですか?
「好評なのはおじゃこです。私はほうれん草が好きです(笑い)」
Q: さて、今度は、もうひとつのトレーナーの
仕事を聞かせてくださいますか?
「はい、私の場合は、一箇所に犬を集めて調教する
のではなく、依頼された家に私が伺って家庭教師
みたいな感じでやっています。」
Q: その時、依頼主さんからどんな内容が多いですか?
「ご希望内容は各々違いますね、色々ですね。
一様、5回をワンクールの目安としています。
これで問題が解決することはまずないのですが、
問題が起きているのは犬のことを知らないからで、
何故その問題が起きるかを知ってもらい、こうすれば
良くなりますよとのアドバイスをすることで、後は
飼い主さんがそれを実践していく感じになりますね。」
Q: 犬の飼い主になる場合、こんなことを
一番気をつけてくれたら上手くいくのにと
思われることはなんですか?
「先ほど出ましたが、その犬の気質を飼い主さんが
理解していることが一番大事だと思いますね。」
Q: それは、同じ親からの兄弟でも違いますか?
「違いますね。だから早くその子の性格を理解して、どうして他の子と同じことが出来ないかを考えるより、
良いところを伸ばすように接し、困ることは早めに矯正することが大切だと思いますよ。」
Q: まるで子育てと一緒ですよね(笑い)
「そうですね(笑い)。」
犬も大切な家族。
最後に、そう感じさせる大幸さんに、犬と付き合う大切なポイントを尋ねると、
ポイントはアイコンタクトだそうです。
何時までも、飼い主さんと、犬との大切な架け橋でいてください。
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