figの責任者である早川健さんは、
1日をとても陽気にいきいき過ごす35歳。
伺ったお店も白をベースにナチュラルな物が引き立
つ、かわいらしい明るいグラノーラの専門店でした。
Q: このお店を出されてどのくらいですか?
「ちょうど1年半ですね。」
Q: 最近は耳にすることも多くはなりましたが、
グラノーラとはどんな物なのですか?
「朝食やおやつに食べるシリアルです。
以前はコーンフレークが有名で
トウモロコシだけでつくられていましたが、
グラノーラは穀物、麦、ナッツ、ドライフルーツ等
が入り、そこに蜂蜜などをテイストして
色々な味を楽しむことが出来ます。」
Q: figさんではどんな種類の
グラノーラがあるのですか?
「きなこ、黒ゴマ、ジンジャーなど
和風なテイストに仕上げています。
甘納豆を使うこともありますよ。」
Q: figさんのおススメは?
「屋号でもある『fig』、
イチジクを使った商品がなかったのですが、
クリームチーズといちじくの組合せで新商品を
つくりました。これは絶対のおススメです。」
Q: おいしい食べ方のおススメはありますか?
「酸味の少ないヨーグルトで食べるとおいしいです。
後、食パンにバターをぬり、その上にグラノーラをかけて
パンを折って食べてください。
バターのしっとり感とグラノーラのカリカリ感が
合間っておいしいですよ。」
Q: どうしてグラノーラを作ろうと思ったのですか?
「僕はパティシエを目指し、学校を卒業してさいたま県で
3年間の修行をしていました。それを終えて、
こちらに戻り何処かに勤めるのではなく
自分で何かお店をしたいと考えていた時に
グラノーラを知りました。
グラノーラは師匠に教えてもらった洋風と和風の
テイストの組合せ、そのアレンジの発想の仕方など、
パティシエの修行時代の知識が生かせて
作れるものだったのです。」
Q: グラノーラの魅力はなんですか?
「ただ材料を焼くだけのことなのですが、
毎回その味が異なることや、口の中で色々な味を楽しめる
ことが魅力の一つです。
混ぜ方、その日の湿度でも味は変わるので
作り手としては色々と試みが出来るし、
飽きることがありませんよ。」
Q: 早川さんの生活での息抜きはなんですか
「仕事が息抜きですね、
ずっと焼いていることが楽しいんです。
あっ、イベントに出ることが
息抜きになっているかもしれません。」
Q: 目標は?
「この店の隣が空いているので、
そこを借りてカフェをつくりたいです。
ネットで探して、遠くから来てくださる
お客様もいらっしゃるのでお茶を飲んで、
話をして少しでも楽しんでもらいたいですね。」
Q: 最後になりましたが、
figさん屋号の由来を教えてください。
「いちじくが好きなこと、
それとイチジクのタルトを師匠から何度も作らされ、
素材を生かし、
しっかり物をつくることを教えてもらいました。
それを教訓にする意味でいちじくを屋号にしました。」
専門学校時代は1日をかけてマドレーヌを焼いていたそうですが、
修業時代は1日でお店の焼き物全て、寝る間もなく焼いていたそうです。
もう意識も飛んだとか!!
その経験があったから今が…、
後は続けるだけ。
陽気な早川さん、苦労はしても表には出さずのお人でした!!