今回は「なかがわ養蜂場」さんのところにおじゃまします。
『自然が大好き!』と言われる中川直美さん
和子さんご夫婦のお話を、滋賀の素敵な
自然の中で取材させていただきます。
Q: 中川さんがされている
養蜂のお仕事の流れを教えてください。
(直美さん)
「私たちは、3月~7月位迄
滋賀県内で、
花の咲く場所に巣箱を移動
それ以外の仕事としては、蜂の管理や
巣箱の手入れ等も大事な仕事になりますね。
秋になるとオオスズメバチが餌となるミツバチを
襲いに来るので、これを駆除するのも
私たち養蜂家の仕事になります。」
Q: ミツバチ達は冬をどう過ごすのですか?
(直美さん)
「ミツバチ達は冬眠しないので寒い冬でも活動しています。
でも冬の時期は咲いている花が少ないので、
秋に巣箱の中に蜜を与えミツバチ達を越冬させます。」
Q: ミツバチの扱い方に気を使うところは?
(直美さん)
「ミツバチ達の機嫌をとりながらの仕事ですね。(笑)
巣箱をさわるとミツバチ達も巣箱を守るために
攻撃してくるので刺されたりもしますが、
ミツバチの状態や動きを見ながら接しています。
ミツバチ達は優しく接すると、ミツバチ達もそれに応え、
女王蜂は沢山の卵を産み、
働き蜂は沢山の蜜を集めて応えてくれている
ような気がします。」
Q: 蜂蜜の種類はどれくらいあるのですか?
(直美さん)
「春の季節では、梅、さくら、レンゲ、菜の花等が入った
「春の蜂蜜」、初夏には、アカシア、クローバー等が入った
「初夏の蜂蜜」他に「あかしあ蜂蜜」「トチの蜂蜜」
「山の蜜」「百花蜜」等があり、
季節によって色や味わいが違います。」
Q: このお仕事を選ばれたのはなぜですか?
(和子さん)
「近所の方がミツバチを飼われていて、やってみたいと
思ったのがきっかけです。
それと、二人とも自然が好きだったからですね。」
Q: 養蜂はご結婚されてから始められたのですか?
(和子さん)
「この仕事は結婚してから始めました。
最初主人は、蜂とは全く無縁の仕事でしたが、
養蜂と出会い趣味から始めました。
養蜂の技術は、養蜂の先輩や友人に教えていただき
ながら、どんどんのめり込んでいきましたね。
養蜂は奥が深く難しい仕事ですが、
二人似た性格で後先考えずに、
この滋賀の自然の中で養蜂を始めました。(笑)」
Q: 手づくり市に出展されるきっかけは何でしたか?
(和子さん)
「最初、私がお菓子やパンを手づくり市で販売していて、それで主人も一緒に蜂蜜を販売するようになりました。」
Q: 始められてどの位になるのですか?
(和子さん)
「10年位ですね。」
Q: 中川家ならではの蜂蜜の活用方があれば教えてください。
(和子さん)
「わが家では蜂蜜は毎朝、トーストに塗ったり、ヨーグルトに入れて食べています。
お料理でも、お砂糖は使わずに蜂蜜を使っています。
お肉は蜂蜜を使うことによって柔らかくなるし、お魚は臭みもなくしてくれますよ。
母には蜂蜜は痴呆防止に食べてもらっています。
生姜蜂蜜は風邪のひき始めや、のどの痛み、風邪予防にもなるのでおすすめです。
手づくり市で色々な蜂蜜の味を知ってもらい、効用をお伝えしお話しが出来たらと思っています。
人が自然を守り自然も人を助けてくれることって素敵だと思うんです。」
Q: これからの夢はなんですか?
(和子さん)
「夢は蜂蜜のお店を持つことだったのですが、
縁あって自宅近くに古民家を借りる事が出来たので、
今自分達で改装しています。
ここに蜂蜜の販売とお茶の飲めるカフェスペースを
開く予定です。なかなか忙しくて進んではいない
のですが、来年にはオープンさせようと思います。
みなさまに来ていただき、
蜂蜜の良さを発信する場所が出来たらと思っています。」
なかがわ養蜂場では、
国産蜂蜜の他にミツロウ・ジャム・ローヤルゼリーなど蜂蜜関連商品も揃っています。
自然を愛するご夫婦が育てた一口食べると笑顔になる蜂蜜を是非、ご賞味ください!
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