今回のおじゃましますは、「R ワッフル工房」さんです。
代表はご主人の森田浩司さんと奥様の森田理恵子さんのご夫婦。
京都の木津川市におしゃれな喫茶店「CafeR」を経営し、
お店の近場にR ワッフル工房を持っておられます。
Q: 最初、どこかでお菓子の勉強をされていたのですか?
(浩司さん)
「僕が社会に出て最初に就いた職が百貨店でした。
8年 勤めましたが、自分の力で何かをしたいとの想いがあり
希望退職しました。その後、手に職をつけたいと考え、
パン、ケーキ、飲食店を経営する会社で6年間修業を積み、
バリスタへの憧れもあって、ランチメインのカフェを
独立開業したのが37歳の時でした。」
Q: その時にご結婚は?
(理恵子さん)
「はい、結婚していました。(笑)」
(浩司さん)
「37歳の新たな独立への決意の時でした。(笑)」
Q: ワッフル工房をはじめられたきっかけは?
(浩司さん)
「店を始めてから地域のイベントに出ないかとの
お誘いがあり、何かお菓子を、と考えて作ってみたのが
ワッフルでした。色々と試作を重ねるうちに、
かつて僕が修業したパンの技術を生かせるお菓子だと
気付き、それから夢中になって商品開発に取り組みました。
でも、今尚も開発途中ですが…。(笑)」
Q: ワッフルのどんなところに魅かれたのですか?
(浩司さん)
「可能性ですね。
一般的なベルギーワッフルは、
どうしてもお菓子としてのイメージが強いのですが、
視点を変えれば食事としても出来ると感じました。
作るからには身体が喜ぶ素材をと考えているうち、
京都産「ひのひかり」の米粉を配合したり、
北海道「よつ葉バター」のみで仕上げたり、
世界的にも有名な地元山城産の「宇治抹茶」を
使ったりと、色々と試行錯誤しながらも
次第にイメージ通りの味に仕上がっていく事に
やりがいを感じていきました。
手づくり市で販売している「ワッフルラスク」も
パン屋での経験を生かして誕生した1つですが、
これがなかなか美味しく
他にはない味に仕上がっています。」
Q: 手づくり市に出展されての感想があれば
お聞かせください。
(浩司さん)
「市に出展して感じるのは、
プロアマ問わずに、お客様が見て気に入ったら
買って頂けるという、シンプルかつシビアな場所
だということですね。
私たちのワッフルも見ず知らずの方が試食し、
意見を下さり、買って下さる。
ここは毎回勉強の場所だと思って立っています。
それといつも夫婦で会場にいるのですが、
他の出展者の方々が親切な方ばかりなので、
出展当初より二人ぼっちになる事もありませんでした。
本当に有り難いことです。」
Q: 夫婦でやってこられて良かったことは何ですか?
(浩司さん)
「何でも話し合えることがいいですね。
もう本当に長い時間を一緒にいますから。
僕の考えも良く理解し、けんかもしますが
応援してくれています。(笑)」
(理恵子さん)
「二人でいるから百万遍さんにも出展が出来て、
主人が作ったワッフルが私たちに
夢を与えてくれているという事でしょうか。(笑)」
Q: これからの夢を教えてください。
(浩司さん)
「あたりまえかもしれませんが、この「京都 R ワッフル」を一人でも多くの皆様に知っていただいて、
いずれ京都を代表するお菓子の一つに育てていきたいと考えています。」
Rカフェでも、R ワッフルを食べれるそうです。市とは別の素敵な時間が過ごせ、
ワッフルのお味も格別と思います。
R ワッフル工房の母体である Rカフェは手づくり作品が置いてある、安らぎ、憩いの時間を
持てる場所でもあります。そう言えば、どちらの屋号にも Rが入っていますが、
これは奥様のお好きな バラの花 Rose の R だそうです。